冬キャンプの服装は？おすすめ防寒対策とアイテム解説

キャンプの楽しさは、日常を忘れて自然の中で、心身ともにリフレッシュすることです。

しかし、冬キャンプに間違えた服装で行くとリフレッシュどころでは無くなり、寒さに耐えながら一夜を過ごすことになります。

そんな失敗をしないように、冬キャンプに行く際には、快適で適切な服装を選ぶことはとても重要です。

本記事では、「キャンプ時の服装」に焦点を当て、冬キャンプでのレイヤーの基本からアウトドアを存分に楽しむためのおすすめの防寒アイテムやブランドを紹介します。

これからキャンプデビューの方は、下記の記事もあわせてお読みください。

初心者キャンプの始め方ガイド！今からでも気軽にキャンプデビュー

冬キャンプの寒さ対策は重ね着（レイヤーシステム）が基本

冬キャンプで快適に過ごすためには、寒冷な気温や風、雪などの厳しい条件に備えて適切な服装が重要です。

防寒は重ね着（レイヤーシステム）が基本になります。

以下は、重ね着の基本となるベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウトレイヤーについての解説です。

ベースレイヤーはフィット感を重視

直接肌に触れる最も内側の服がベースレイヤーです。

体温を調節し、汗を体外に排出するのが主な役割になります。

冬キャンプでは保温性と吸湿発散性が重要になるため、メリノウールやシンセティックファイバー（ポリエステルやナイロン）の素材がおすすめです。

また、体に密着することで保温性を高めることができるので、フィット感を重視して選ぶのが良いでしょう。

ミドルレイヤーは保温性と通気性が重要

中間層としての役割が求められるのが、ミドルレイヤーです。

ベースレイヤーで得た保温性と体温の維持が主な役割になります。

また、活動中に発生する汗を効果的に逃すための通気性も重要です。

素材としては、保温性と通気性を兼ね備えたフリースジャケットやダウンジャケットがおすすめになります。

アウトレイヤーは防風性と防水性が重要

風や雨、雪などの外部要因から身を守り、体の温かさを維持する役割がアウトレイヤーです。

機能として、雨や風、雪などのあらゆる天候にも対応できるように防風性や防水性が求められます。

GORE-TEXやeVentなどの特殊な素材がおすすめです。

また、調整可能なフードや袖口があると、適切に体温を調整できます。

小物使いでさらに防寒性UP

重ね着以外で重要になるのが、小物での防寒です。

頭部や手足など体温の放散が多い部位をケアすることで、より快適に冬キャンプを過ごすことができます。

積極的に帽子や手袋、ネックウォーマーなどを使用しましょう。

冬キャンプの寒さ対策おすすめアイテム

冬キャンプでの寒さ対策におすすめのアイテムをレイヤー別に紹介します。

それぞれのレイヤーの役割と素材を意識して自分に合った服装、キャンプファッションを楽しみましょう。

おすすめベースレイヤー

おすすめのベースレイヤーを紹介します。

ベースレイヤーで重要な機能と素材に注目してみてください。

モンベル スーパーメリノウール ラウンドネックシャツ

モンベルから発売されているメリノウール素材で本格的な登山でも着用されている機能的十分なロングスリーブTシャツです。

メリノウールの特徴である保温性と吸湿発散性により、冬キャンプでのベースレイヤーとして優れています。

またモンベルのメリノウールシリーズは薄手、中厚手、厚手の3つのバリエーションがあるので、ご自身の体感温度によって選択できるのも嬉しいポイントです。

スノーピーク Pe Power Dry Half Zip Pullover 

キャンプブランドで人気の「スノーピーク」から販売されているタウンユースでも問題ない、機能的なロングスリーブTシャツです。

首元はハーフネック仕様で、ハーフジップが特徴的になっています。

素材はポリエステル100％ながらも柔らかい風合いで、着心地も問題ありません。

おすすめミドルレイヤー

冬キャンプにおすすめのミドルレイヤーを紹介します。

中間着として、重ね着のしやすさと保温性に注目してください。

また、冬キャンプ以外でもタウンユースとして活用できるアイテムも多いです。

モンベル スペリオダウン ラウンドネックジャケット

800フィルパワーの暖かさと軽量感が特徴のダウンジャケットです。

フロントはボタン仕様になっており、ミドルレイヤーとして重ね着しやすいシルエットになっています。

また、キャンプ以外でも普段使いのアウター、インナーダウンとしても大活躍するアイテムです。

下記の記事では、モンベルのインナーダウンをレビューしています。

モンベルインナーダウンが気になる方は、合わせてお読みください。

モンベルインナーダウンのサイズ感比較（M・L）徹底レビュー

ザ・ノースフェイス フリースジャケット

マイクロフリースを使用した柔らかい着心地のフリースジャケットです。

軽量かつ保温性に優れた素材で、ミドルレイヤーとして使用しやすいアイテムになります。

冬キャンプではもちろん春や秋などのアウターとしても活用でき、様々なシーンで活躍してくれます。

おすすめアウトレイヤー

冬キャンプでおすすめのアウトレイヤーを紹介します。

雨や風などあらゆる天候に対応するために重要なアウトレイヤーは最も外側に着るため、デザインにもこだわりたいアイテムです。

機能面、デザイン性に注目して選んでください。

ナンガ 焚き火ダウンジャケット

難燃素材が配合されているナンガ独自の焚き火ダウンジャケットです。

焚き火での火の粉で、穴だらけになる心配もなく、安心して冬キャンプを楽しめるでしょう。

またポケットの多さや丈が長めになっていたりと細かい仕様も嬉しいポイントです。

ザノースフェイス マウンテンジャケット

GORE-TEXを使用した防水性の高いマウンテンジャケットです。

また耐久性の高いナイロン生地とやや長めの着丈で、アウターとして重要な保温性を確保してくれます。

人気の高いノースフェイスは、キャンプのみならず普段使いとしても活躍するでしょう。

小物

冬キャンプでのおすすめ小物を紹介します。

重ね着以外では、頭部や手首、足首などの空気に触れる部分を小物なるべく覆うことが防寒で重要になります。

帽子

冬の帽子は頭部からの放熱を防ぎ、体温の維持に貢献します。

素材や種類で様々なものがありますが、頭部の他に耳を覆うタイプ（フライトキャップなど）はより防寒性に優れており、おすすめです。

下記の記事ではモンベルのフライトキャップをレビューしてます。

フライトキャップが気になる方は、合わせてお読みください。

モンベルエクセロフトフライトキャップ【レビュー】キャンプでの使用感

手袋

頭部に続き、手元からの放熱も防ぎたいです。

特に、冷え性の方は指先が冷たくなり、冬キャンプでの寒さをより感じるでしょう。

冬キャンプでの手袋はミトンタイプがおすすめです。

指先を覆いつつ火おこしや料理などで、道具をいじる時には指先が使えるタイプが機能面では使いやすいです。

ネックウォーマー

首元は、インナーやジャケットをハイネック仕様のタイプを選ぶことで、ある程度カバーできますが、ネックウォーマーを着用すると格段に暖かさが変わります。

ボタンやファスナー式で、着脱しやすいタイプは多くのアイテムを着込んでいる冬キャンプでは、他と干渉しにくくおすすめです。

暖かくておしゃれな冬キャンプコーデ（おすすめブランド）

冬キャンプはとにかく防寒が大切ですが、ファッションとしておしゃれな洋服を着用したい気持ちもありますよね。

暖かくておしゃれなおすすめブランドを3つ紹介します。

おすすめブランドは以下の3つです。

それぞれのブランドについて解説していきます。

スノーピーク

登山用品ブランドとして設立されたスノーピークは、2014年からアパレル事業も展開しています。

スノーピークのアパレルは、シンプルかつ機能性に優れたアイテムが多いです。

また自然で落ち着いた色合いも特徴的で、キャンプユースにもデイリーユースにも使えるアイテムは豊富になります。

モンベル

モンベルは日本生まれのアウトドアブランドで、「Function is Beauty」と「Light & Fast」をコンセプトに設計されています。

日本人にあったシルエットで、幅広い人が着用できるブランドです。

多くある商品の中でも、軽量かつコンパクトになるダウン製品は特におすすめになります。

実際に私も愛用しているダウンジャケットは、5年経ってもヘタレない耐久性があり冬のメインアイテムになっています。

ヘリーハンセン

ヘリーハンセンは北欧発のアウトドアブランドです。

マリンテイストのアイテムが多くラインナップされています。

機能的に充実したアイテムも多く、テック系要素が好みの人にもおすすめです。

まずはコスパ重視で全身ユニクロでもOK

冬キャンプでの寒さ対策としての重ね着方法やおすすめアイテム、ブランドを紹介してきましたが、コスパ重視で防寒したい人には「ユニクロ」がおすすめです。

「ユニクロ」は全国どの地域にもあり、気軽に入手することができます。

最近では、機能的な商品も多くあるので、上手く組み合わせて重ね着することで冬キャンプでも十分に使用できます。

以下は、キャンプで活躍するユニクロアイテムを紹介です。

ベースインナーとして活躍するヒートテック

ユニクロのヒートテックと言えば、誰もが知る定番アイテムです。

薄い、軽いで重ね着しやすく、冬キャンプ中のベースレイヤーとして大活躍します。

ベースレイヤーに迷ったら、まずはヒートテックを着ておけば間違いなしと言えるでしょう。

通常のヒートテックよりも分厚く、柔らかい着心地の超極暖もおすすめです。

超極暖は暖かさだけでなく、生地が厚いため一枚でもある程度は様になるのも嬉しいポイントになります。

冬キャンプ時の私は、超極暖の下に通常のヒートテックを着て、ヒートテックの重ね着をすることが多いです。

機能的で暖かいイージーパンツ

冬キャンプでのパンツは「ヒートテックウォームイージーパンツ」がおすすめです。

表生地は多少の雨なら弾いてくれる素材になっており、ウエスト部分も調整可能で履きやすい仕様になっています。

美味しいキャンプ飯をたくさん食べてもすぐに緩くできます。

また、裏地はフリース素材になっているため、別にタイツを履く必要がないくらいの暖かさです。

その他にも、サイドポケットがあったり、裾をコードで絞れたりと機能面でキャンプ中にあると地味に嬉しいポイントが多数あります。

まとめ:正しい服装と防寒で冬キャンプを楽しもう

本記事では、冬キャンプでの服装と防寒について、レイヤーの基本からアウトドアを存分に楽しむためのおすすめ防寒アイテムやブランドを紹介してきました。

重要項目をまとめます。

今回紹介したブランド以外でもおしゃれかつ機能性が充実したブランドが多くあります。

また、近年ではプチプラブランドでも使えるアイテムが増え、コーディネートの幅が広がっています。

ご自身のお気に入りの服装で冬キャンプを楽しんでください。